先日L.Aに行ったときの出来事です。

前回の日記はちょっと目線を変えて違ったL.Aを見ていただけましたか?!
まだ写真があるので次回にまた書きたいと思います。

そして今回は少しディープな話題です。


前回も書きましたが、自分達が泊まった街外れのホテルの周りはあまり治安が良くない場所でした。
ホテル下で事件が発生したり。。。。

そして今回も同じホテルに泊まりました。
21時頃のことですが。。。
ふと、部屋の窓から下をみて見ると
ホテルの向かい側に若者を含めたくさんの人が集まっていました。
多分20-30人位かな?!


この通りは車は通るのですが21時頃になると人はほとんど歩いていないので不思議でした。
何か明かりが沢山ついていたので、なんだろ?売店か何かかな?

と思い、何も考えず興味本位で行ってみることにしました。

ん??

何か嫌な雰囲気。。。

そこに居る人たちもかなりヤバイ感じ。。。

カメラ片手に人の群れをかき分け、明かりの正体を見てみると言葉を失いました。。。

'rone'

'213 LosAngeles'

'R.I.P 03.14.93 - 11.05.07'


'RONE'の生前の写真が沢山貼られ、どれもみなギャングサインを出したりガンを持ったり。

写真の周りには花や、グアダルーペキャンドル、'RONE'が好きだった?40ozのビールが飾られていました。


どうやら部屋から見た大勢の人たちはここのエリアをテリトリーとしている
HISPANIC GANGの少年たちのようでした。


どうしてもここで何が起こったのか聞いてみたかったので、
危険を承知でしたがフードを深くかぶった一人の少年に聞いてみると。。。

亡くなった少年は何とまだ14歳。
この場所でGANG同士の抗争で亡くなったそう。
しかも俺達が泊まった一日前。。。


単語を並べ「日本のみんなにリアルな現実を見てもらいたい。
写真をとっても良いか?」
と聞いたら、リーダー格やその他みんなに確認してくれて、


「日本のギャングはどうなんだ? 日本のギャングスタにL.Aの現実を見てもらってくれ。 写真をとってもいいぞ。」
と言ってくれた。

写真を撮らせてもらったとき
「こいつはイイヤツだった」とひと言。。。
とても考えさせられた。



朝になり地元の学生や近所の人たちも集まり始め、
またその場所に行くと道路には生々しい血の痕が。。。

そして近くのリカーストアや商店などにも写真が飾られ募金を募っていました。

俺達が日本に帰るまでロウソクの火が消えることなく誰かしら集まっていました。。。



雑誌や映画などでしか見たことがなかった事。
それが作り話しではなく、目の前で本当に起きている。
ここにはギャング系という言葉もない。
そしてそれがカッコ良いものでもない。
そのことを皆さんに知ってもらえたらと思い書きました。


rest in peace. 'rone'




次回へつづく。